SIG P210-5

製造元:マルコシ
全長 :250mm
全高 :140mm
重量 :
総弾数:12発
値段 :3,980円
機構:ガス(固定)

 今回紹介するのはマルコシのSIG P210-5だ。
 この製品について知っている人は、今では限られているかもしれない。かつて、マルコシはSIG P210のトイガンを三種類出していた。エアコッキングのスタンダード(1,900円)、DXバージョン(2980円)の二つの通常のP210、そしてこのP210-5のガスガンである。なぜ標準のP210をそのままガスガンにしなかったのかは謎だが、ともかくP210-5のトイガンはこれしか出ていない。

実銃同様、サイト、バレルが変更となっているが、別に精度に寄与はしていない。当たり前というべきか、威力、命中精度ともに低いものだ。また、トリガーをかなり引かないと作動しない。無論、マガジンは割り箸マガジンだ。

 上の画像はスライドを限界まで後退させたところだ。4mmほど動くのである。だからどうしたと言われると困るが。ハンマーはスプリングがついているのでフルコックの位置までダウンさせることは出来る。しかし、ノッチも何もないので指を離すと元に戻ってしまう。リアサイトはアジャスタブル風だが、ネジはモールドで動かない。ただし、横からドーブテイルで差し込んでいるだけなので、左右に動かすことは可能だ。リアサイトを取り外すと、スライド上にスイス国旗の刻印が見えるようになる。これは、ベースとなったエアコッキングのP210にあるものがそのまま残っているのだ。

グリップの色合いはかなりオモチャっぽい(エアコッキングのP210よりも)。見た目、性能ともに昔のガスガンであり、遊びには苦しい。しかし、こんな銃までトイガン化されていた往時に思いを馳せるには良い銃だと思う。

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