Cz75 1st Edition

製造元:MGC
全長 :203mm
全高 :
重量 :700g
総弾数:15発
値段 :18,000円
機構:ガス、ブローバック


なぜ2挺もある?

実銃の話:
 1975年、チェコのセスカ・ゾブロジョブカ・ブローノ社が生んだ軍用拳銃。ショートレイル、クラシックCz75などと呼ばれる。かつて欧米で評価され、Cz75はガンマニア(特に共産圏の銃が入手しにくかったアメリカで)垂涎の銃となった。SIG P210等に似ており、フレームがスライドを包むようになっている。このほうがガタは少なくなるが、スライドは引きにくくなる。外見は薄いブルー・フィニッシュの美しい作りで、ダブル・コラムマガジンの銃としては非常に握りやいグリップが特徴。この1stモデルの後、いくつもの改良を経て現行のCz75に至るが、1stモデルの工作精度が最も優れているとされている。
 ただし、純粋に性能だけ見れば現在の製品のほうが優れている。「最高のコンバット・オート」云々という意見は性能以上に誇張されて広まってしまったようだ。特にコンバット・マガジンの某氏とかのせいで。
 そうした誇張はともかく、9mmオートとして一級品のレベルであることは間違いない。個人的には好きな拳銃である。
 日本では園田健一『GUN SMITH CATS』や工藤かずやが原作に関わった漫画に登場。あと、半可通が書いたインターネットの小説にもよく出てくる。

MGCの製品の話:
 MGCのブローバック・ガスガン末期の製品。MGCによるCz75 1stのガスBLKとしては、後に出たタイプで、最初に出たものとか内部・外部ともに異なる。結構中古でも数が出回っているが、Cz75がその後しばらくブローバック・ガスガンとして作られる事が少なかったためか、一時高値がついた。特にYahooオークションでは何か勘違いしたような価格がついた事もある。定価の5〜6割くらいの価格が上限だと思う。私自身はYahooオークションで6,000円くらいで入手。
 表面はマット仕上げなのであまりCz75っぽくはない。本当は塗装したほうがいいのかもしれない。トリガーとアウターバレルはメッキで光っている。全体的に処理は綺麗。スライドとフレームの噛み合わせはタイトで、表面にヒケがない。
 重心はグリップに偏っている。また。この製品の特徴としてレールがあたるスライドの部分に傷がつきやすい。薄いデザインのために壊れやすく、粗っぽい扱いには向かない。
 動きは安定しており、弾道は素直。5mで5〜6cmに難なく当てられる。もっとも、バレルがホップのないノーマルのままなので遠射性能は期待できない。ダブルアクション時のトリガーの感触はスムースで非常に良い。

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