今回紹介するのはMGCのCz75コンセンtレーターだ。
MGCがかつて発売していたマッチ用カスタムCzで、固定ゆえに命中精度が良い。
元の銃はCz75だが、MGCの判断でマッチ用のパーツを多数入れて独自のカスタムになっている。
発売時(1988年)は高額な商品だったが、2003年現在では安い中古をよく見かける。
まず目をひくのはフレームにマウントされたコンペンセイター兼スタビライザーだ。
これは実際結構重い。しかしポートの穴がいい加減で、もし実銃だったらちゃんと機能するのだろうかと思うが…。ダットサイトを装着する場合はスタビライザーにつける。
Cz75B以前のCz75の最大の欠点であるフロントサイトは大型化、リアサイトはミレットのフルアジャスタブルサイトになっている。また、セイフティは指のかかりが良いカスタムパーツに、ハンマーはリングハンマーになっている。
なんとバレルにはBAR-STO社の刻印が。
当時BAR-STOにCz75のカスタムバレルがあったのだろうか。
あの頃はカスタムバレルと言えばBAR-STOばかりだった。
最大の謎はスライドの刻印。
DVCとはカスタムメーカーだろうか。それともまさかIPSCのDVCのことだろうか。
謎はさておき、この頃の固定ガスガンの命中精度は今でも現役で使える。
精度のいいCz75を競技用に…という当時の夢(あの頃、実銃の世界でもごく一部、そういう試みをする人達はいた)をエアガンの世界で実現した品だと言える。 |