上HWモデル/下ABSモデル
今回紹介するのはMGCのモデルガン・FBIビューロモデルだ。
しかもABSとHW樹脂の二種類がなぜか手元にある。
元となった実銃については拙稿FBIの拳銃で触れたので説明は省く。
私が好きなガバの一つだ。
MGCはまずマグナブローバックのガスガンでFBIスペシャルを出した。
1999年のことだ。しかしあまり似ているものではなかった。
大体、マグナポート付き6インチ銃身という時点で間違っている。
そのFBIスペシャルと異なり、その後登場した同社の発火モデルガンは刻印から各パーツに至るまで実銃通りのスタイルとなった。
こちらが早い時期に発売されたFBIビューロのHW樹脂モデル。
限定生産品で流通量が少なかったため、あまり見ない。定価も不明だ。
グリップには実銃通りスプリングフィールド社のウッドグリップをつけてある。
実銃は当初キム・アーレンの同形のグリップがついていたと言う。
刻印がかなりはっきり刻まれており、リアリティ溢れる外観だが、フロントサイトとマガジンが実銃のそれと異なるデザインである。それと、このマガジンはスプリングフィールド社製マガジンの形状だが、実際FBIで使われているのはウィルソン社のマガジンだ。
これは後に出たFBIビューロのABS樹脂モデル。
グリップはもともとついているプラグリップで、なぜか赤い。
いくら何でも赤はないだろう、と突っ込まずにはいられない。
こちらはグリップセイフティやフロントサイト、マガジンのデザインが違う。
グリップセイフティはHWモデルのほうが実銃に近いが、それ以外はABSモデルのほうが実銃に近い。また、ABSモデルのほうは刻印がかなり薄い。
以上のように、どちらのモデルも不満がある。
だが、二個イチにすればかなりその不満は解消されるのだ。
そんなわけでHWモデルにABSモデルのサイトをつけ、マガジンを交換した。
これでちゃんとしたFBIビューロの完成だ。 |