U.S.M.C MEU Pistol
USMC MEUピストル

製造元:MGC (TAITO)
全長 :230mm
全高 :
重量 :590g
総弾数:6(+1)発
値段 :28,000円
機構:モデルガン

 今回紹介するのはMGCのモデルガン・MEUピストルだ。
 MEU (SOC)ピストルと言ったほうがより正しい。MEUはアメリカ海兵隊の海外遠征の最小戦闘単位であり、その中でもMEU(SOC)とあるのは特殊作戦能力を持つものである。
 海兵隊は米軍でも独自の装備を持つことが多く、MEU(SOC)ピストルもその一つだ。見ての通り、基本はガバメントであるが、独自の要求仕様に基づいてSpecially trained armorers at the Rifle Team Equipment (RTE) Shopが組んだカスタム・ガンである。仕様については、MEU(SOC) 45 Requirements Specificsで検索して見て頂きたい。

 このMEU(SOC)ピストル、これまでいくつかの種類があるようで、どうやら時期その他によっていくつか存在しているようだ。私はこれまで4種類ほどのMEU(SOC)ピストルの写真を見ている。いずれもナロー・アンビセイフティ、ストレートメインスプリングハウジング(ランヤードリング付き)、ビーバーテイルグリップセイフティ、ハイ・プロファイル固定サイト、3ホールアルミトリガー、ウィルソン製マガジン、パックマイヤー製ラバーグリップ、コマンダータイプ・リングハンマーを備えたもので、スプリングフィールド・アーモリーやキャスピアン・アームズのスライドが使われており、派手さはないが堅実で雰囲気のある銃だった。

 今回MGCはNEW MGC15周年記念として、最新モデルのMEU(SOC)ピストルをモデルガン化した。スプリングフィールドのパーツのスライドが特に目立ち、以前より同社の版権契約を結んでいたMGCにとって作りやすいモデルだっただろう。
 個人的にはこれより前のモデル(スライド前部のセレーションがない)も好きだ。

 このMEUピストルはMGCのモデルガンらしく、実銃に忠実な作りとなっている。
 本物のMEU(SOC)隊員のようにシュアファイアの610Rとランヤードリングをつければ更にらしくなるだろう。
 このモデルの欠点は、あまり表面の塗装が綺麗ではない事だ。
 パーティングラインは残っていないのだが、表面の塗装はザラついている。
 塗装を考えたほうがいいだろう。


マグウェルはない

 一番特徴的なパーツが集まるグリップ周辺。
 メインスプリングハウジングはチェッカリングもセレーションもない。
 ある意味簡素な作りである。パックマイヤー・ラバーグリップのため、ホールド感はかなりしっかりしている。
 飾りではない、実用一点張りの銃を見事に再現したモデルガンだ。 余談だが、ここの画像があちこちで流用されているのに気づいた(2015年10月10日)

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