Cz75 Combat Custom
Cz75 コンバットカスタム

製造元：MGC
全長 ：203mm
全高 ：139mm
重量 ：724g
総弾数：15発
値段 ：\17,000？
機構：ガス、ブローバック

　今回紹介するのはMGCのCz75コンバットカスタムだ。
　MGCのガスブローバックCz75シリーズでも早いうちに出たほう（後に1st、2ndはリニューアルされている）で、コンバットシューティング向きのカスタムが施されている。
　前から欲しかったのだが、手頃な価格のものがなくてなかなか買う機会がなかった。
　何しろ中古の販売価格に5,000円〜16,000円の幅があるのだ……。
　これは6250円で入手したもの。まあ、妥当な範囲だろう。

　Cz75の他のレビューで書いているが、Cz75は（特に古いものほど）欠点もある銃だ。このカスタムはそうした欠点のいくつかを改善しようとして生まれたものと言える。

　まず、フロントサイトを大型化、見やすいものに変えてある。ドットやラインはなく、セレーションのみだ。リアサイトはミレットのフルアジャスタブルになっている。
　また、ハンマーはスパータイプではなくリングハンマーになっている。
　そして最大の特徴はリコイルスプリングガイドがフルレングスになっている事だ。

　実銃では、Cz75やブローニングハイパワーはM1911A1と違ってスライドに穴が無いため、リコイルスプリングガイドを延長するカスタムはなされない。トイガンならではのカスタムだと言えるだろう。最も、ガスガンではあまり精度に影響しないのだが……。

　当時のMGCのガスブローバックを知る人間には今更のことだろうが、パワーはない。
　精度は近距離なら問題ないが、離れたら悲しい事になる。
　特にこのコンバットカスタムはサイトが高いので、下に当たってしまう。
　また、Cz75の構造上、頑丈ではない。今となっては趣味で扱う品だ。