実銃の話:
スクイーズ・コッキング・システムという、握りこんでストライカーをコックする特殊なメカニズムの拳銃。このメカニズムのために即応性が高いとされる。また、ガス・ロックという、バレルからの発射ガスでスライドをロックする機構も持っている。このため、バレル長のわりにコンパクトになっている。1980年代のアメリカ軍制式拳銃トライアルに出されたのだが、当然こんな変なメカニズムの拳銃は採用されなかった。ドイツの警察・軍・特殊部隊では一部採用されている。
トイガンの話:
先に紹介したシューマッハカスタムのベース。この商品も重量感とブローバックを楽しむことができる。間違い無くMGCブローバックの名作のひとつである。例によって実射性能は良くないが。
インナーバレルに実銃のような旋条を刻んだ「サイクロン・バレル」を採用している。おかげでパワーロスしているようだ。また、コッキングインジケーターは飾りで全く機能していない。
形状ゆえにグリップのほうに重心が寄っている。トリガーの感触は同社のグロックなどよりは堅い感じ。言うまでも無いが集弾性は望めないモデルである。 |