実銃の話:
スプリングフィ−ルド・アーモリーと言えばある程度名の知れた銃器会社だが、出す製品の評判は必ずしもよくない。そんな中では比較的評判が良いのはガバ系で、このV10ウルトラコンパクトも結構評判が良い。
コーンバレルでバレルプッシングは用いない。マグナポートがあいており、反動を抑えるように作られたキャリーガンである。なお、V10の名前はマグナポートの数に由来する。
エアガンの話:
新日本模型がコンパクトガバを出しまくっていた時期の製品。ずっと前から欲しかったのだが、諸般の事情により長らく買っていなかった。友人が欲しがっていたので、探し歩いたついでに自分用のものを購入。在庫新品で14,800円。定価は知らないが、約2万円だと思う。V10は実銃用のホーグのグリップがついているものと、そうではないものの二種類があるのだが、これはホーグのラバーグリップがついたもの。
作りはかなりカッチリと作られており、マグナ・ブローバックのために作動も快調。特に近距離での命中精度はかなり良い。また、ホーグのラバーグリップのフィンガーチャンネルが手に合って握りやすい。
欠点はトリガーガード内のパーティングラインが処理されていないことと、実銃と違う刻印。特にオリジナルの刻印のみっともなさはどうにならなかったものかと思う。リアサイトにホワイトが入っていないので、自分で入れるしかない。
また、スライドとフレームに隙間が見える。縦方向でズレがあるようだ。それに、ハンマーのガタも大きい。これは個体差もあるようだ。まあ、あまり大きな問題ではない。
今となっては中古でしか手に入らないが、お勧めの一品だ。 |