今回紹介するのはタナカのディテクティブ・スペシャルだ。
このディテクティブは2003年1月のV-MATで購入したものだ。
新品が1万円と割安だったので思わず買ってしまった。
タナカというのは油断のならないメーカーで、いきなり面白いものを出してくれる。
ディテクティブは私服警官、ボディガードなどのための携行用リボルバーだ。
38スペシャルを6発装填できるシングル/ダブルアクション・リボルバーで、1st Issueは1927年から1936年まで製造された。その後、何度か細部変更を加えられながら再生産されている。最も、3rdの頃になるとほとんど原形を留めていないが。
タナカがガスガン化したのはこのうち1st Issueのタイプだ。
バレルはテーパーがかかり、エジェクターロッドがシェラウドに覆われておらず、ブレード・フロントサイトとノッチスタイルのリアサイトが特徴的だ。
実銃ではグリップフレームにランヤードリングが装備されたものもあったようだ。
ハンマーシェラウドをつけてみた。
ハンマーシェラウドは新橋さんのところでV-MAT帰りに買ったもの。
固定するためのマイナスネジが入手できてないので間に合わせでくっつけてある。
ハンマーシェラウドをつけるとスナッグ・フリーとなる…が、エジェターロッドが邪魔になっているのは変わらない。
グリップのツヤがいかにも安っぽいので交換したいところだ。
タナカ純正の黒檀製グリップ(4,800円)よりもチェッカリングのものがいい。
バレルの刻印は上のほうに刻まれている。
確かに1st Issueは刻印がやや上にあるが、これはちょっと極端な気がする。
このガスガン、パーティングラインがあちこちに残っているので気になる人はとっとと磨いて塗装したほうがいいだろう。
他には、シリンダーが手で回しても回転するようになったのがこのモデルの特徴だろうか。タナカのリボルバーも微妙に進化してきているということだろう。
とにかくこの味のあるカタチが好きな人にはお勧めの品だ。 |