SIG SAUER P226 Railed Frame
シグ ザウエル(ザウアー) P226 レイルドフレーム

製造元:Tanaka works
全長 :196mm
全高 :141mm
重量 :700g
総弾数:20発
値段 :18,500円
機構:ガス、マグナ・ブローバック

今回紹介するはタナカのSIG P226レイルドフレームだ。
実銃はP226を各部を特殊部隊などの使用目的に合わせて改良したもので、2002年のIWA2002で発表された公用・軍用のための拳銃だ。
タナカはもうガスBLKを出さないのではないかという噂があったので、この製品が出ると聞いた時には驚いたものだ。

このモデルの特徴は単なるバリエーションというだけではなく、今まで問題があったマガジンの改良にある。ガス圧がバルブの閉鎖する方向にのみかかる方式になっている。
タナカはこの新マガジンをヴァーチカル・タイプ・マガジンと呼んでいる。


左:Rタイプマガジン 右:新マガジン

まだ10マガジン余りしか撃ち込んでいないので断定はできないが、前のものよりも漏れには強そうな感じだ。かなり変更されているので以前のP226への使い回しはできない。逆もしかり。また、P226レイルドフレームはマガジンが抜きにくい。これは私のものだけでなく皆そうらしい。


上:P226RF 中央:P226 下:P229

P226レイルドフレームでは、削り出しへと変わった新P226のスライドを再現している。


上:P226RF 下:P226

マガジンベースはP229のようなプラのものに変わった。全体的にP229に近くなっている。
テイクダウン・レバーもデザイン変更。

パーティングラインは見ての通り。仕上げは以前のものより間違いなく悪化している。
雑誌に公開された試作の写真と全然変わってないようだ。
フレームのレールだが、規格にやや合わないという話がある。アクセサリを付ける人はちょっと注意が必要かもしれない。


左:P226RF 中央:P226 右:P229

ハンマーをコックすると、他のP220系と異なり何の処理も塗装もされていない地金剥き出しのブリーチブロックが見える。
また、写真を見て分かるようにグリップがてかてか光っている。P229のは同じプラでもつや消しになっているのだが。
前のP226のようなラバーグリップのほうが個人的には好きだ。

サイトは3ドットになっている。リアサイトはプラをインサートしてトリチウム・ナイトサイトを再現しているのだが、フロントサイトはペイント。このためフロントサイトが浮いて見える。

性能だが、新マガジンとなってより強烈な作動感が得られた。精度も含め、(だいぶ使い込んだP226との比較だが)全体的に向上している。
ノーマルでサイレンサー装着可能なエクステンション・バレルがついているが、全く使う気がないので入手直後につけかえた。それで気付いたが、インナーバレルが前のP226より長くなっている。

まとめれば、このP226レイルドフレームは性能はかなり向上し、仕上げはかなり低下した製品だ。仕上げの悪さが気にならない人、あるいは自分で処理できる人で、これからP226を買う人にはお勧めだろう。

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