Bob Chow special
ボブ・チャウ・スペシャル

製造元:Western Arms
全長 :216mm
全高 :141mm
重量 :870g
総弾数:21+1発
値段 :38,000円
機構:ガス、マグナ・ブローバック

 待望のボブ・チャウ・スペシャルがWAから発売された。まさかこいつがガスブローバックでメーカーから出るようになるとは…。

 もともとボブ・チャウ・スペシャルはイチロー・ナガタ氏の記事により有名となり、その後何度かGun誌、モデルガンチャレンジャー誌、コンバットマガジン誌に登場している。実銃はパーツ変更がなされているのだが、今回ガスガン化されたのは一番最初、Gun誌1981年10月号で紹介された時のスタイルだ。このスタイルのほうが知名度があるのか、それともこのスタイルが作りやすいのか、資料となる写真が多いからなのか、自作やショップカスタムではこのスタイルが多い。

上: MGC(新日本模型)/下: ウェスタンアームズ

 以前紹介したMGC(新日本模型)との比較。かなり違う。刻印やパーツの出来はWA社製が上。色やステッピング加工の鋭さではMGCが上である。それと、WA社製のフロントサイトはなぜ後ろに下がっているのだろうか。

 贅沢な話だが、このグリップは綺麗すぎて印象と違う。どうにかしたいところだ。


左: ウェスタンアームズ/右: MGC(新日本模型)

 実はこの二つ、ステッピング加工の広さも違うのだ。実銃ではWA社製のようにトリガーガード近くまで加工している。しかしマグウェル加工はMGC製のほうが実銃に近い。



 この価格にしてはかなり頑張った製品だ。しかしこの価格でも潰せた問題点(フロントサイトの位置等)もある。また、突き詰めて考えると細部まで気になる人は結局自分やショップによるカスタムを考えるしかないのだろう。そこまでするのは何かと大変で(今では資料となる雑誌の入手も大変だ)、手軽にボブ・チャウ・スペシャルが手に入るようになった功績は大きい。

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